2009年6月6日土曜日

自作漢詩 No.699 作「己丑 未央柳」 推敲過程

旧時 未央宮裏柳
尋常 百姓門 庭

烏衣巷 劉禹錫
朱雀橋邊野草花,烏衣巷口夕陽斜。 舊時王謝堂前燕,飛入尋常百姓家。


白居易(白楽天)『長恨歌』の一節より。
『長恨歌』の一節
楊貴妃は既に討たれ、兵乱も収まって都に帰ってみると

君臣相顧盡霑衣 東望都門信馬歸
歸來池苑皆依舊 太液芙蓉未央柳
芙蓉如面柳如眉 對此如何不涙垂
春風桃李花開夜 秋雨梧桐葉落時
内容
君臣は互いに振り返りながら旅の衣を涙で濡らし、東に都の門を望みながら馬に任せて帰る。
帰ってきてみれば池も庭もみな元のままで、太液池の芙蓉も未央宮の柳も変わりないのである。
芙蓉の花は彼女の顔のよう、柳は彼女の眉のようで、これを見てどうして涙を流さずにおられようか。
春風に桃李の花が夜開き、秋雨に桐の葉が落ちる。


完成

緑雨耕田輔
梨花似旧時
未央宮裏柳
百姓屋前籬

自作漢詩 「己丑 未央柳」 (2009年6月14日 海山人)

18 件のコメント:

とある者 さんのコメント...

旧時 未央宮裏柳
尋常 百姓門 庭

穀雨時潤地 湿 緑雨
山青野満花

とある者 さんのコメント...

緑雨潤耕地
山青野満花
未央宮裏柳
尋常百姓庭

とある者 さんのコメント...

緑雨潤耕地
山青野満花
未央宮裏柳
尋常百姓庭

とある者 さんのコメント...

[六麻(りくま)]:

麻、花、家、茶、華、沙、車、
牙、斜、邪、芽、嘉、遮、奢、
査、琶、
涯(=◆『詩韻含英異同弁』『海涯』『天一涯』『雲涯』(詩話 No.32参照)。四支も。<=>「みぎわ」「はて」九佳。)、

誇、巴、増、加、嗟、
差(=「違い」「引き算」「たがう」六麻。<=>「ちぐはぐ」『参差』。「つかわす」九佳、平仄両韻。「様子がちがってくる」「やや」仄声。)、

蛙、蝸、裟。

とある者 さんのコメント...

緑雨潤耕地
山青野満花
未央宮裏柳
百姓庭前

とある者 さんのコメント...

緑雨潤耕地
山青野満
未央宮裏柳
百姓屋前籬

とある者 さんのコメント...

籬 [四支(しし)]:

支、枝、移、
為(=「なす」「つくる」「おさめる」「なる」「まなぶ」「たり」。<=>「ためにする」『為己』「ために」「ためなり」仄声。)、

灰、垂、吹、碑、奇、宜、
儀、皮、児、離、施、知、
馳、池、規、危、夷、師、
姿、遅、亀、眉、悲、之、
芝、時、詩、棋、旗、辞、
詞、期、基、疑、姫、司、
葵、医、帳、帷、

思(=「おもう」、助字。<=>「おもい」仄声。)、

滋、持、随、維、弥、慈、
遺、肌、脂、雌、嬉、炊、

差(=「ちぐはぐ」『参差』。<=>「違い」「引き算」「たがう」六麻。「つかわす」九佳、平仄両韻。「様子がちがってくる」「やや」仄声。)、

疲、茨、卑、騎、岐、誰、
私、窺、欺、資、飢、衰、
錐、

涯(=◆『詩韻含英異同弁』『海涯』『天一涯』『雲涯』。<=>「みぎわ」「はて」九佳。六麻も。)、

追、箕、椎、萎、

治(=「おさめる」『治国』「なおす」『治病』。<=>「おさまった状態」『帰於治』「おさまる」『民自治』「役所のある都市」『県治』仄声。)、屍、犠、推(十灰も。)、

璃、肢、獅、脾、而、惟、
緇。

とある者 さんのコメント...

緑雨潤耕地
山青野満◆
未央宮裏柳
百姓屋前籬 門前 門辺


支、枝、移、帳、帷、誰、
灰、垂、吹、奇、宜、児、
姿、遅、亀、時、期、基、
遺、肌、脂、嬉、炊、疲、
私、窺、馳、池、葵、医、

涯(=◆『詩韻含英異同弁』『海涯』『天一涯』『雲涯』。

治(=「おさめる」『治国』「なおす」『治病』。

為(=「なす」「つくる」「おさめる」「なる」「まなぶ」「たり」。

思(=「おもう」、助字。<=>「おもい」仄声。)、

差(=「ちぐはぐ」『参差』。

とある者 さんのコメント...

緑雨潤耕地
草花◆◆差
未央宮裏柳
百姓屋前籬

とある者 さんのコメント...

緑雨力耕恵
草花以本差
未央宮裏柳
百姓屋前籬

とある者 さんのコメント...

緑雨力耕恵
草花溢地時 満地
未央宮裏柳
百姓屋前籬

とある者 さんのコメント...

緑雨力耕恵
草花溢地時 満地
未央宮裏柳
百姓屋前籬


洗埃
灌埃
落埃
補佐



緑雨力耕輔
草花落埃時

とある者 さんのコメント...

緑雨力耕輔
草花落埃時
未央宮裏柳
百姓屋前籬

生気
桃李似旧時

とある者 さんのコメント...

緑雨力耕輔
李花似旧時
未央宮裏柳
百姓屋前籬

生気

とある者 さんのコメント...

梨花
風吹仙袂飄颻舉 猶似霓裳羽衣舞・・・・・風が吹いて仙女の袂はひらひらと舞い上がり、霓裳羽衣の舞を舞っているようだった。
玉容寂寞涙闌干 梨花一枝春帶雨・・・・・玉のような顔は寂しげで、涙がぽろぽろとこぼれる。梨の花が一枝、雨に濡れたような風情である。
含情凝睇謝君王 一別音容兩渺茫・・・・・思いのこもった眼差しで、君王に謝辞を述べた。あの別れ以来、声も姿も両共に遠いものとなりました。
昭陽殿裏恩愛絶 蓬萊宮中日月長・・・・・昭陽殿での恩愛も絶え、蓬莱宮の中で過ごした時間も長くなりました。
回頭下望人寰處 不見長安見塵霧・・・・・振り返って人間世界を見下ろしてみても、長安は見えず、霧や塵もやが広がるばかり。
唯將舊物表深情 鈿合金釵寄將去・・・・・今はただ思い出の品によって私の深情を示したいのです。螺鈿の小箱と金のかんざしを形見にお持ちください。
釵留一股合一扇 釵擘黄金合分鈿・・・・・かんざしの脚の片方と小箱の蓋をこちらに残しましょう。かんざしの小金を裂き小箱は螺鈿を分かちましょう。
但教心似金鈿堅 天上人間會相見・・・・・金や螺鈿のように心を堅く持っていれば、天上と人間界とに別れた私たちもいつかまた会えるでしょう、と。
臨別殷勤重寄詞 詞中有誓兩心知・・・・・別れに際し、ていねいに重ねて言葉を寄せた。その中に、王と彼女の二人だけにわかる誓いの言葉があった。
七月七日長生殿 夜半無人私語時・・・・・それは七月七日の長生殿、誰もいない真夜中に親しく語り合った時の言葉だった。
在天願作比翼鳥 在地願為連理枝・・・・・天にあっては願わくは比翼の鳥となり、地にあっては願わくは連理の枝となりましょう、と。
天長地久有時盡 此恨緜緜無絶期・・・・・天地は悠久といえどもいつかは尽きることもある。でもこの悲しみは綿々と続いて絶える時はこないだろう。

とある者 さんのコメント...

緑雨力耕輔
梨花似旧時
未央宮裏柳
百姓屋前籬

とある者 さんのコメント...

緑雨耕田輔
梨花似旧時
未央宮裏柳
百姓屋前籬

とある者 さんのコメント...

上平声四支押韻
仄起式